入浴の様々な効果

温熱作用

お湯で身体が温まると、血行が促進され、新陳代謝が活発になり、体内の老廃物や疲労物質の除去が促されます。とくに38〜40℃のぬるめのお湯には、カラダを休ませる神経〔副交感神経〕に働きかけて、心身ともにリラックスさせる効果があります。

 

水圧の作用

お風呂に入ると、カラダ全体に圧力がかかります。この圧力によって、手や足にたまった血液が押し戻されることで、血液やリンパ液の循環が促され、筋肉中にたまっている疲労物質も排出されやすくなります。

 

浮力の作用

お湯につかると、浮力で体重が約10分の1になるため、筋肉、関節にかかる負荷が減少し、筋肉の緊張が弛緩されます。また、浮力により身体が軽くなってリラックスすることは、副交感神経が優位に働き、血管が拡張し血液の循環もよくなります。

 

清浄作用

入浴すると、多くの方は体の垢を洗い流します。垢というのは、死滅した上皮細胞に外部から付着した汚れが混じったものです。上皮細胞は再生力が強いため、絶えず新しい細胞によって古い細胞は押し上げられ、約3、4日で無用のものになってしまいます。これがすなわち(垢)です。体に付着した垢は、熱発散や皮膚呼吸を妨げ健康上良くありません。

 

効果的な入浴法

 

食事の直前直後の入浴は体に良くありません。入浴すると体表の血行を最大にするので、胃や腸の消化器官に必要な血液が十分に行き渡らず消化作用を大きく妨げるため胃に負担をかけてしまいます。少なくとも30分、できれば60分程度は空けたほうがいいのです。「かけ湯」は、入浴時の血圧の急上昇を防ぐため必ず行ってください。特に高血圧の方、心臓病の方、寒い時期は注意が必要です。

 

「あがり湯」は、湯ざめを防ぐ方法として、湯あがり前にできるだけぬるめのお湯を、または冷水を2、3杯かけることをお勧めします。高血圧や心臓の悪い方は冷水によるあがり湯は止めてください。あがり湯後は、体に残っている水分をしっかりふき取ることも忘れないでください。

 

洗う順序は足末端から中央心臓へ、手末端から中央心臓へ向かって行いましょう。こうすることで更に血行が良くなり、新陳代謝も促進します。温まった後に行うのが効果的です。

 

朝の入浴法

身体、脳を目覚めさせるのが目的ですので、熱めのお湯(42℃前後)で、「かけ湯」後、2〜3分温まるのが効果的です。熱めのお湯は、交換神経を優位にし活動的にさせます。

 

夜の入浴法

一日の疲れを取り、リラックスさせるのが目的ですので、「かけ湯」後、ぬるめのお湯(38〜40℃)で、下半身浴(みぞおちより下を暖める)で上半身が汗ばむまで暖めます。個人差、体調、時期によりお湯につかっている時間は異なります。(15分〜30分位)上半身が汗ばむまで暖まったら、首までつかり1〜3分程温まりましょう。「あがり湯」を忘れずに。この入浴方法は、冷え性、腰痛、肩こり、疲労回復に効果的です。就寝の3時間程前に実行すれば、寝つきもよく、ぐっすりと眠れます。ぬるめのお湯の長湯は、副交換神経を優位にしリラックスさせます。