効果的な呼吸法

人間、動物は産まれた瞬間から自分の力で呼吸をはじめ「天の気(空気)」を体内に取り込みます。我々が生きていくうえで飲食も大変重要なことですが、呼吸はもっと重要なのです。食事は1日に3回〜4回が基本ですが、呼吸は24時間で21600回(1分間に15回)もしているのです。日常生活で呼吸を意識している方は少ないと思いますが、ここで呼吸の大切さを再認識してみてはいかがでしょうか?

 

胸式呼吸と腹式呼吸

日常生活における呼吸を観察すると胸式呼吸をする方が比較的多い(特に女性)ようです。胸式呼吸とは、主に肋間筋(胸部)の運動により行われる呼吸で、浅く、早い呼吸が特徴です。腹式呼吸とは、横隔膜の上下運動による呼吸で、お腹をふくらませて息を吸い込み、お腹を引っ込ませて息を吐き出す呼吸のことです。

 

効果的な呼吸法とは腹式呼吸で、良い気(空気、酸素)を深く身体に取り入れ、悪い気(邪気、二酸化酸素)を最大限に排出する丹田呼吸法になります。丹田呼吸法を続けていると内臓の働き、血行を促進する作用があり自然治癒力をたかめます。

 

現在は、ストレス多き時代で緊張と頑張ろうとするあまり、深い呼吸(腹式呼吸)がほとんどできず、浅い呼吸(胸式呼吸)だけで日常生活を送っている人が目立ちます。

 

では、正しい呼吸法の基本を説明します。お臍(ヘソ)の下3センチ位の場所が丹田と呼ばれています。この場所、丹田を頂点にしてお腹を最大限に膨らませて息を吸い込み、お腹を最大限に引っ込ませて息を吐き出すことです。

 

まず最初に息を「吐く」ことから始めます。ゆっくりと、細く、長く息を吐きながら両手で丹田を意識しながらお腹をへこませます。これは、横隔膜が上がることによって内臓が押し上げられお腹がへこむのです。この時に息(邪気、二酸化酸素)を最大限に排出することが重要です。

 

次に、ゆっくりと丹田を頂点に、お腹を膨らませながら、ゆっくりと息を「吸い」はじめます。吸えるだけ吸ってみましょう。これは、横隔膜が下がることによって内臓が押し下げられお腹が膨らむのです。これを繰り返し行うのが正しい呼吸法の基本です。

 

このようなゆっくりとした呼吸(長息)を行っていると、心も身体もリラックスします。日常生活の中で無意識で行うことが理想ですが、最初からうまくはできませんから、まずは意識してはじめてみましょう。とにかく慣れること、続けることが大切です。